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江南省  千 灯

昆劇発祥の地・異文化融合の歴史的古鎮 ~江南・千灯~

 

千灯4上海近郊には、一般的に知られた有名な水郷の街が多くあります。周庄、朱家角、同里、烏鎮などは、多くの観光客が訪れる古鎮ですがる悠久の古都として世界的にも知られています。今回ご紹介します “千灯”は、2,500年という歴史を持ちながら、最近になって整備されてきた古鎮であり、ユネスコにより「世界無形文化遺産」とされた昆劇(昆曲)発祥の地でもあります。上海市と蘇州市のほぼ中間にある昆山市にあり、有名水郷古鎮と比べると、観光地としてはまだまだこれからの穴場スポットです。

千灯に着いたらまずは“石板街(石畳の道)”を歩いてみてください。宋の時代から続く1kmにもおよぶ石板街は、現在まで保存されている中で最古にして最石畳の街並み長、「華東一の道」という称号が付けられています。石が敷き詰められた細い通路は、両側にある小さな建物がひしめき合う空間に灰色の廊下のように伸び「足元には石畳、線のように見える空」という江南の古都特有の風景を作り出しています。千灯鎮の碑坊をくぐり、街並みへの入口からもすっと伸びたその姿をみることができる“秦峰塔”は千灯のシンボル的存在であり「美人塔」という愛称で親しまれています。更には、七堂伽藍を有する“延福寺”、ギネスブックにも登録されている世界最大のミャンマー製ヒスイの涅槃仏、10メートルちかくの背丈がある十一面千延福禅寺/大悲閣三面千手観音3手千眼観世音菩薩など、仏教文化においても貴重な建造物を数多く見る事ができます。また、歌舞伎界を代表する女形:坂東玉三郎さんが中国合同公演で演じた「牡丹亭」で話題になった昆劇。この昆劇(昆曲)の創始者である顧堅も千灯の出身であり、元末明初の戯曲家「昆曲の祖」と呼ばれています。後に、顧堅は千灯文化を代表する一人と考えられるようになり、清代末民国初期には“顧堅記念館”が建立されました。その他にも、清代には中国一の質屋だったという“余氏質屋跡”、1,133個もの古代ランプを展示している“千灯館”、昆曲の演奏を聴くことができる“古戯臺”、明清代の思想家・顧炎武の旧居“貽安堂”など先人達の思想・文化・宗教・生活の歴史がいっぱい詰まった美しい風景の水郷古鎮・千灯。迷路のような街の通りを歩いているだけでもあちらこちらに歴史的展示・建築延福禅寺/玉佛殿物を見つける事ができ、静かな街並みの中で長い時の流れを感じることができます。これからもずっと、遥か昔と変わらない佇まいを後世に引き継いでいってもらいたい、魅力たっぷりの水郷名所の1つです。