コンディション・好立地 名門に育つ可能性大
古北地区からならわずか30分ほど。立地の良さは折り紙付きの「上海バーディ」。
都市型のゴルフ場というと、ただ狭くてトリッキーなだけのコースを思い浮かべがちだが、ここは違う。ゴルフ場新設ラッシュの中国において、やがて名門に育つ可能性を秘めた新コース、まだ未経験ならば今のうちに急いだ方がいいかもしれない。
嘉定区を横切る幹線道路の宝安公路沿い、その名が示すとおり、上海バーディゴルフクラブは上海国際サーキットの隣接地にある。古北地区からわずか30分ほどという好立地の都市型コースだ。2008年に開業するも、翌年から一度クローズして改修作業へ。より戦略的なコースへと生まれ変わり、2010年に再オープンを果たした。
このコースの楽しいところは、古い枕木で覆われたグリーンやバンカー、平らな場所が見当たらないほどにアンジュレーションが施されたフェアウェイなど、上海にはあまり見かけないタイプの趣向が凝らされているところだろう。
また、特筆すべきは良好に保たれた芝のコンディション。少々の雨でも水が浮くことがないのは、造成時にかなりの手間がかけられている証だ。大型のグリーンも、常に素晴らしい状態をキープしている。
現在は仮のクラブハウスで営業※されており、フロントナインは5番、バックナインは14番がスタートホールに設定されている。来年中には新クラブハウスが完成予定とのこと。この立地に、このコンディションとくれば、これから「化ける」可能性は大いにある。近い将来、「新しい名門」として、上海バーディは高嶺の花へ変貌を遂げているかもしれない。本来はメンバー制だが、ビジター予約も受け付けているいまのうちに、ぜひ挑戦しておいた方がいいコースだ。
ホール数:18ホール(全長7208ヤード、パー72)
(ゴルフトゥデイ上海2012年7月号より/2013年より名称変更のため記事文章もすべて「上海バーディーゴルフクラブ」としています)
※2013年6月新クラブハウスオープン(練習場併設)