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特徴のなさが特徴?誰もに親しまれる
上海太陽島は日本人の間では古くから親しまれている人気コースだ。このコースのはこれといった特徴はあまりないのかもしれない。よく言えば誰もが楽しめて、バランスのいいコース。いろいろな要素を加味して、最大公約数的に、総合評価で選ばれるこーすだと言えるだろう。と書いてしまうと面白みのないコースのように思えるかもしれないが、スペックにも不足はない。ビジターでのプレーは基本的に「ニューコース」になるが、メンバー専用の「オールドコース」とともに設計はアメリカのネルソン&ハワース。上海のゴルフファンにはおなじみの設計事務所は余山や海寧レイクヒルといったコースを手がけたあの名門だ。両コースともに距離はないながらも、飽きさせることのないレイアウトはさすがのひとことである。
非日系でもコンペ対応良し、家族連れでも楽しめる
ニューコースは開放感に富み、初心者でも気持ちよくプレーできる。一見するとさほど難しいコースには感じられないが、要所要所にトラップが効いており、上級者でもしっかりと楽しめる設定になっている。レベルに応じて味わい方が変わってくるところが、懐の深さを表している。太陽島といえば、コンペ会場として使われることも多い。シンガポール資本の経営でありながら、日本人対応もこなれており、コンペ幹事にとっては非常に使い勝手のいいコースだ。パーティスペースも充分で最大200名規模まで収容できることから大人数のコンペであっても心配無用だ。元々、総合リゾートとして展開している太陽島はゴルフコース以外にも乗馬やスパ、テニス、プール、キャンプ場などアクティビティに富み、家族でも一緒に楽しめる場所。野外バーベキューもできる。太陽島は秋から冬に掛けて、ちょうど今の季節の枯れた味わいも捨てがたい。風が冷たくなる夕暮れ、斜めから差し込む日差しがコースを照らす。
ホール数:36ホール(NEWコース/6591ヤード/パー72)
(OLDコース/6800ヤード/パー72)
(ゴルフトゥデイ上海2014年1月号より)