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江西省

中国の磁都~景徳鎮~

 

上海から飛行機で約1時間の江西省・景徳鎮は磁器で有名な中国の「磁都」です。

この土地では漢の時代から磁器生産が始まり、今日まで1700年余りの歴史を持ち、この間日本の焼き物文化にも大きな影響を与えています。

その透き通るような白磁は歴代の皇帝を魅了しましたが、北宋の景徳年間の皇帝「真宗」がこの磁器を大変気に入り、磁器の底に「景徳年製」と記すことを命じ、これを機にこれまでの土地名「昌南鎮」が「景徳鎮」と呼ばれるようになりました。

景徳鎮の磁器は、宮廷でも用いられる一方、欧州イスラム圏など海外諸国にも広く輸出されるようになり、もともとの土地の名称であった昌南(Changnan)を聞いた欧州人たちが次第にChinaと呼ぶようになり、それが産地どころか国名のチャイナを表すと共に磁器=チャイナを指すようになったと言われています。

景徳鎮の人口は60万人ほどですが、その4割以上が陶磁器関連の仕事に従事しています。磁器工場は大小合わせて5000以上にも上り、街には焼窯の煙突が林立しています。街を歩いていると乾燥のための素焼きの磁器などを頻繁に見かけることができます。

観光客向け絵付け工程の一部などを公開している工場もあり、明清代の陶磁器の複製品などの製造直売をやっている工場もあります。

郊外には、1979年にオープンした陶磁器のテーマパーク「陶磁文化博覧区」があり、陶磁器の伝統的な製造工程を再現した実演が売り物となっています。

陶磁器展示館には、明清代の名器の複製品や、絵付けの実演などが見られます。また、明清代の民家が多く移設された古建築群も、博覧区の見どころのひとつといえます。

景徳鎮自体は小さな街ですのでよほどの磁器ファンでない限り観光は1日で十分ですが、景徳鎮を中心に、黄山、九華山、廬山などの名勝・景勝地がありますので、これらと組み合わせた旅行がおすすめです。