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文文中国茶めぐりの旅~四川省 竹葉青~

ゆるり、のんびり四川お茶の旅。
今回は四川省峨眉山の緑茶をご紹介します。この地には、四川省蒙頂山の《蒙頂甘露》に並ぶ四川省の銘茶《竹葉青》があります。

歴史では《蒙頂甘露》に劣りますが、《竹葉青》はすべて単一の芽で作られた見た目も美しい高級緑茶です。
四川は「養生の地」。お茶好きな方はもちろんそうでない方にも、豊かな水と自然に恵まれた四川での小休止がお勧めです。

1966年世界ユネスコ遺産に登録された四川省峨眉山(がびざん)。

峨眉山を訪れると最初に出迎えてくれるのが巨大な「楽山大仏」。
唐時代に90年という長い歳月を費やし作った大仏は高さ71mもあり、その巨大さに圧倒されます。

 

 

 

大仏が作られたこの地は、3本の河の合流点に位置し昔からたびたび船が転覆したそうです、それで魔よけの意味で弥勒菩薩(みろくぼさつ)をつくったそうです。なんとも心地よい「気」が流れる場所でした。

 

 

四川省峨眉山の銘茶と言えば「竹葉青」zhu ye qing
丁寧に小さな芽だけを摘み製茶した高級緑茶です。お湯をそそいでしばらくすると可愛い茶葉たちが1本づつ立ってきます。その名のとおり青々と茂った笹の葉のような清々しい味わいと香りです。
 
竹葉青の産地は拡大広していますが、なかでも海抜800~1200mの万年寺、清音阁(清音閣)、白龙洞(白龍洞)黑水寺(黒水寺)一带が良質の竹葉青の産地といわれています。

そして、峨眉山の一番高い所は海抜3011mの万仏頂です。深い霧と雪に覆われ、こちらへ登るためには春でも(恐らく夏でも)ロングのダウンジャケットが必要です。
厳しい気候ですが、下を見わたすと雲海が広がり仙人のような気分になりました。

このたび関係者のご好意により、一般には非公開である茶園と名門「四川省峨眉山竹葉青茶業有限公司」の工場見学をさせて頂きました。こちらの茶園は「全国緑色食品原料標準化生産基地」に指定され峨眉市農業局、双福鎮人民政府、竹葉青公司により厳格な管理が行われています。

 

 

衛生的な工場内には日本製の製茶機械がずらりとならびどんどん製茶されていきます。パッキングの工程のみ若い女性工員たちが黙々と機械を操作して働いていましたが、それ以外はすべてオートメーション化された大規模工場です。

 

 

 

標高1200m級の黒包山でも高級緑茶「仙芝竹尖」が作られています。この茶葉は「竹葉茶」とほぼ同じ形状です。この茶は地元四川省内で消費されてしまうため上海には出回っていません。この茶を作るのは竹葉青公司と肩を並べる名門製茶企業 「仙芝竹尖公司)です。

 
2012年4月18日 仙芝竹尖公司主催の茶摘み大会が行われました。地元のメディアの取材、お茶どころの浙江省からも来賓が来ていました。
この試合では、村の代表が20分間でどれだけ多くの量の茶葉の新芽が摘めるかを競います。
今年の優勝は光明村でした!

試合終了後は村の主催で9大椀と言われるご馳走がふるまわれました。九大椀というのは沢山のご馳走という意味で実際には十数種類もの料理が並びました。茶畑が広がる山で頂く田舎料理は格別に美味しかったです。

Text・photo文文(wenwen)2012年4月